英語力がないとダメ?語学学校はどのようにレベル分けされてるの?

語学力がなくて辛い女性

留学に英語力は必要?

留学を検討されている方の中には出発前にどのくらい英語力が必要なのかが気になる方も多いのではないでしょうか?

結論からお伝えすると『英語力が全くなくても留学は可能』です。

なぜならほぼ全ての語学学校ではクラス受講前にレベルチェックを実施しており、学生ごとの実力に合ったクラスを選定してくれるから。レベルチェックによって振り分けられたクラスには大体同じくらいの語学力の学生が集まるので、クラスメイトの語学力に差があり過ぎて付いていけないという懸念は不要です。

ただし語学習得に前向きな学生は新たな単語やフレーズにどんどんチャレンジしていきます。その様子に委縮することなく、自身も刺激を受けて積極性を身につけていくよう心がけましょう。

レベルチェックテストってどんなことするの?

レベルチェックテストの一例

これまでは登校初日のオリエンテーションと同時にレベルチェックテストを実施するのが一般的でしたが、ここ数年は『ICT(Information & Communication Technology:情報通信技術。パソコン、タブレットPCなどのIT機器)』の発達に伴い、渡航前にオンラインでテストを実施する語学学校も増えつつあります。

レベルチェックテストは、Grammar(文法)、Reading(読み)、Writing(書き)、Speaking&Listening(会話)の4技能で構成されており、テストの結果を基に総合的なレベルを判断し、最適なレベルのクラスに振り分けられます。

実際にレベルチェックテストを受講する際に意外と動揺するのが、制限時間や使用可能なツールについてなど…全ての項目が英語で記載されていること。本番当日にパニックにならないよう、案内書類に受験要項などが記載されている場合はしっかりと確認しておきましょう。

他にも「学校の場所が分からずオリエンテーションに遅刻してしまい、テストに集中できなかった」や、「自宅のインターネット環境が不安定で、テストが中断されてしまった」というトラブルもよく聞くため、Googleのストリートビューなどで学校の場所や外観を確認しておいたり、自宅のWi-Fi環境を整備しておくと安心です。

無料でレベルチェックができる学校も
以下のようなプログラムを受講希望の場合、入学手続き前に無料でレベルチェックテストを実施している学校もあります。気になるプランがあれば力試しに受けてみては?・ビジネス英語コース・英語試験対策コース・有給インターンシッププログラム・専門学校や大学への進学留学※ご興味のある方は資料請求または留学相談フォームの備考欄にご記入ください。

各レベルの英語力はどのくらい?

多くの語学学校ではレベル分けの基準として、外国語の学習・教授・評価のためのヨーロッパ言語共通参照枠『CEFR=セファール(Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment)を採用しています。

参照:文部科学省『各資格・検定試験とCEFRとの対照表』

A1 ビギナー 限られた語彙や文法に関する知識のみ。自己紹介やカフェでの簡単なオーダー等のみ可能なレベル。
A2エレメンタリー はっきり、ゆっくり話される会話であればこなせる。道で簡単な方向などを説明したり、質問したりできる。
B1プレインターミディエイト 簡単な日常会話はこなせるものの、表現力には乏しい。ショップなどで自分が必要な物、必要なサービスなどを伝えることができる。
B1+インターミディエイト 日常生活における意思疎通に問題はないものの、表現力には限界がある。電話での一般的な会話が可能。
B2アッパーインターミディエイト ほぼ自信をもって英語が使えるものの、まだ正確さや流暢さに問題が残る。仕事上のシンプルで短いプレゼンテーションであれば行える。
B2+プレアドバンス 自信をもって英語が使えるものの、対応可能な分野に限りがあったり、一部正確さや流暢さに欠けたりする。テレビニュースが理解でき、英語での正式な仕事に応募できるようになる。
C2プロフィシエンシー ほぼネイティブスピーカーと同水準に、正確且つ流暢に意 思疎通ができる。自分の専門分野であれば、専門的な 内容にも対応可能。
C1アドバンス ごくわずかな文法的なミスがある程度で、ほとんどのタ イプの英語が使いこなせる。学問的な文章がほぼ理 解でき、大学の講義等もほぼ理解できる。

この中で日本人留学生が最も多いのが中学3年生レベルの英語がギリギリ理解できるくらいのA2のエレメンタリークラスです。例えば学校全体の国籍比率が日本人率30%であってもこのレベルに限ると50%近くになることも。

逆に言えばA2より上のレベルのクラスに入ることができれば一気に日本人率が減少するということですので、渡航までに中学校英語はマスターし留学先ではなるべく上のクラスに入れるようにしておきましょう。

周囲のレベルが高く感じても気にしない!

孤独を感じる留学して最初の数週間は初めて聞く生の英語や慣れない海外生活という環境が影響して、思っていたより英語力の伸びが実感できず、クラスメイトとの英語力の差に不安を感じることもあるでしょう。

では、同じレベルに振り分けられているのに英語力の差が生じることは実際に起こり得るのでしょうか?

クラスメイトが自分より英語が話せるように感じてしまうというのは『4技能の得手不得手は国により異なる』というのが実際のところです。

例えば日本人留学生は中学高校で文法の基礎を学んでいるため、読み書きに関しては他国の留学生よりも得意としています。けれども正しい英語を話すことに気を取られ、授業中での発言が少なくなってしまいがち。

一方、ブラジルやコロンビアなどの南米出身の留学生は『分からなくても話す』ということに全く抵抗がないため、到着してすぐの時期は「なぜこんなに流暢に話せる人が同じクラスにいるのか…」と不安に感じることもあるでしょう。でも耳が慣れてくる頃にはその英語は文法や読み方はめちゃくちゃだったということに気づかされます。
ただし彼らは分からなくても発言することで、先生に直してもらえる機会も多くなるため、結果的に語学力の伸びるスピードにも影響を及ぼします。

質問をしないと先生からは「この学生は筆記テストのスコアは高いし、分かっているから質問しないのだろう。」と思われてしまうことも…
そうならないよう日本人留学生は、『授業中に積極的に発言すること』が語学習得の近道といえます。

留学をより効果的なものにするために

近年、オンライン学習システムを活用する語学学校が急激に増えており、留学前からオンライン授業を受講できたり、自習プログラムを受講したりすることができるようになっています。オンライン学習システムで蓄積されたデータは留学先の語学学校にも共有されるため、現地到着時により正確な学習目標を立てることができる点が大きなメリットです。

オンライン学習システムの一例(EC イングリッシュのECヴァーチャル)

■渡航前から使用できる
通学や通勤の電車の中や友だちとの待ち合わせまでのちょっとした空き時間、家に帰って寝るまでの時間などを有効に使うことができます。
■学習記録&管理ツール
苦手分野の克服やモチベーション維持には、自身の学習内容と英語力の変化を客観的に認識しておくことが大切です。 オンライン学習システムを上手に活用することで、「感覚」ではなくデータとしての学習自己管理が可能になります。

また、蓄積されたデータは学習カウンセリングに活用され、留学中の学習経過やテスト結果もグラフ化されて表示されます。そのため英語力の伸びや停滞、自分の長所や弱点が分かりやすく自覚できるので、勉強の方向性が定めやすくなります。

語学学校選びで困った時はオンライン学習システムの有無を判断基準にしてみるのもお勧めです。

まとめ

このように語学学校では英語学習のサポートを行っているため、英語が得意でない方でも安心して留学することができます。ただし、受け身の姿勢では何年現地にいても語学力の向上は望めないため、授業では恥ずかしがらずに積極的に質問することや、渡航前にオンライン学習システムを活用することを常に心がけておきましょう。

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