認定留学とは?〜海外で単位を取得しつつ卒業を遅らせない留学制度〜

認定留学

認定留学とは、日本の大学に在籍したまま海外の大学で一定期間学び、 そこで取得した単位を母校に認定(単位移行)してもらえる制度です。 一般的な休学留学では海外での学修期間が在籍期間として扱われず、卒業が1年遅れてしまうことがありますが、 認定留学の場合は留学期間中も在籍として扱われるため、 卒業の遅れをできるだけ抑えながら海外大学での履修成果を単位として活かすことができます。


認定留学の主な特徴

  • ✓在籍する日本の大学の承認を得たうえで海外大学に留学する制度であること
  • ✓留学期間中も「在籍扱い」となり、4年間卒業を維持しやすいこと
  • ✓海外で取得した単位を、帰国後に母校の卒業単位として認定してもらえる可能性があること
  • ✓留学先は協定校に限らず、自分で選んだ大学でも認定対象になり得ること(ただし大学ごとの規程による)

ここがポイント

一般的には、日本の大学での専攻に関連のあるコースであること移行できる単位数には上限(例:30単位まで)があることなどの規則が設けられている場合があります。 このため、留学希望の大学に出願する前に、必ず在籍する大学の教務・国際センター等に確認しておくことが重要です。


単位移行(単位認定)の基本ルールと注意点

1. 単位認定の可否を決めるのは「在籍大学」

認定留学で取得した単位を卒業要件に組み込めるかどうかは、 あくまで在籍している日本の大学の裁量に委ねられています。 同じ留学先・同じ科目でも、大学や学部によって「認定される/されない」の判断が変わることもあります。

2. 認定されやすい科目の条件

  • ✓「大学」で開講されている正規科目であること
  • ✓在籍している学部・学科のカリキュラムや専攻分野と内容的な関連性がある授業であること
  • ✓シラバス(授業概要)や成績評価方法が明確であり、証拠として提出できること

とくに「専攻との関連性」は多くの大学が重視するポイントです。 留学先で履修したい科目が、自分の専攻のどの科目に相当するのか、 事前にシラバスを入手しておき、教務担当やゼミ教員に相談しておくと安心です。

3. 単位認定の上限と卒業スケジュールへの影響

多くの大学では、認定留学で移行できる単位数に上限(例:30単位まで)が定められています。 上限を超える分は「履修したが卒業単位には含まれない」扱いになることもあるため、 何年次で何単位を認定してもらうのか、 4年間の履修計画との整合性を考えながら計画を立てることが大切です。


4.英語力が足りない場合の選択肢

認定留学では、海外大学の正規授業を履修するため、 一定以上の英語力(例:TOEFL iBT 70〜80点、IELTS 6.0前後)が求められるのが一般的です。 ただし、留学を検討し始めた時点で、その水準に達していない学生も少なくありません。 その場合の一つの選択肢として、 1年間の休学期間のうち、最初の数か月を語学学校や大学付属の英語コースで学び、 英語力を高めたうえで、後半の1学期のみを認定留学として履修する という方法があります。

この形であれば、英語力不足のまま大学授業に挑戦するリスクを避けつつ、 後半では大学レベルの授業に集中し、単位取得を目指すことが可能です。 「英語は不安だが、海外大学の単位履修にも挑戦したい」という学生にとって、 現実的で段階的なアプローチといえるでしょう。

語学学習の期間には、入学時期や学習期間を柔軟に調整できる私立の語学学校が 選ばれるケースも多く見られます。 一方で、大学付属の英語コースは、その後の大学授業との接続性が高い点が魅力です。

どちらが適しているかは、現在の英語力や目標とする大学、 留学全体のスケジュールによって異なります。 重要なのは、英語力不足を理由に諦めるのではなく、 認定留学を見据えて段階的にプランを設計できるかどうかを確認することです。

認定留学に必要な語学力、受講できる科目は受け入れ先の大学により異なります。

ご自身のケースに合わせて個別にアドバイスいたします。まずはお気軽にご相談ください。

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カリフォルニアで認定留学しやすいプログラムの一例

カリフォルニア州には、海外の大学に在籍したまま1学期〜1学年だけ在籍し、単位を取得できるプログラムを多数持つ大学があります。 これらは「Study Abroad」「University Credit Program」「Semester Abroad」など、名称はさまざまですが、 いずれも非学位(visiting student)として正規授業を履修し、大学単位を取得できるタイプのプログラムです。 日本の大学で認定留学として活用されることも多い代表例を紹介します。

1. カリフォルニア大学(UC)系列

UCLA Extension 「Study Abroad at UCLA」(ロサンゼルス)

  • ・学部レベルの授業を中心に、1クォーター(約3か月)〜1年の履修が可能
  • ・フルタイム(通常12単位以上)の履修で、UCLA名義の成績証明書・単位が発行される
  • ・日本側では「認定留学用の単位取得プログラム」として利用されるケースも多い
  • ▶参照:UCLA Extension 「Study Abroad at UCLA」

UCSD Extension Studies「University & Professional Studies」(サンディエゴ)

  • ・「University Credit Programs」の一つで、UCSD本体の授業や専門科目を履修可能
  • ・1〜3クォーターの参加ができ、クォーターごとに単位を積み上げられる
  • ・理系・文系・ビジネスなど、幅広い分野の授業から選択できる
  • ▶参照:UCSD Extension Studies「University & Professional Studies」
  • UCSB PaCE「University Immersion Program」(サンタバーバラ)
  • ・1クォーター〜1学年の期間で参加できるイマージョンプログラム
  • ・UCSBの正規授業やPaCE科目を履修し、UC単位を取得可能
  • ・ビーチに隣接した環境で、キャンパスライフとアカデミックを両立しやすい点も人気
  • ▶参照:UCSB PaCE「University Immersion Program」
  • UC Riverside「University Credit Program」(リバーサイド)
  • ・学期・学年単位でUCRの授業を履修する非学位プログラム
  • ・学部/一部大学院レベルの授業を組み合わせて履修できる
  • ・ビジネス・エンジニアリングなど専攻色を出した履修計画も立てやすい
  • ▶参照:UC Riverside「University Credit Program」

UC Berkeley「Berkeley Global Access Program」(バークレー)

  • ・UC Berkeleyの正規授業を、1学期または1学年のみ履修できるvisiting studentプログラム
  • ・学部・大学院レベルの多様な科目を組み合わせ、12〜18単位程度の履修が一般的
  • ・世界トップレベルの授業を、母校の単位として認定してもらうことを前提に計画できる
  • ▶参照:UC Berkeley「Berkeley Global Access Program」

2. カリフォルニア州立大学(CSU)系

San Diego State University「Semester at SDSU」(サンディエゴ)

  • ・1学期または1学年のみSDSUの学部授業を履修できるプログラム
  • ・通常12単位以上の授業を履修し、SDSUの公式成績証明書として単位を取得
  • ・ビジネス専攻向けなど、特定分野にフォーカスしたコース設計も可能
  • ▶参照:San Diego State University「Semester at SDSU」

CSU Fullerton「University Semester Abroad」(フラトン)

CSU Monterey Bay「Semester@CSUMB」(モントレーベイ)


認定留学を成功させるためのチェックポイント

1. 留学前に必ず「在籍大学」に確認する

認定留学は、受入先の大学だけでなく在籍大学のルールが非常に重要です。 出願前に、次の点を教務・国際センター・ゼミ教員などに確認しておきましょう。

  • ✓自分の大学・学部に「認定留学制度」があるか
  • ✓どのような留学形態(協定校・私費・派遣など)が認定の対象になるか
  • ✓移行できる単位数の上限(例:30単位まで)
  • ✓専攻との関連性の判断基準(どのような科目なら認定されやすいか)
  • ✓シラバス・成績証明書の提出方法と締切

2. 履修計画と卒業要件をセットで考える

「なんとなく面白そうだから」という理由だけで科目を選ぶと、 帰国後に「単位は取れたが卒業要件にはカウントされない」という事態にもなりかねません。 認定留学では、 (1)卒業要件を満たすために何単位が必要か(2)どの科目を海外で代替できるのか をあらかじめ整理しておくことが重要です。

3. カリフォルニアの大学をどう選ぶ?

同じカリフォルニアの大学でも、キャンパスの雰囲気や専攻の強み、学費、必要な英語力は大きく異なります。

  • ✓学問的なレベル・専攻の強さ(例:理系ならUCSD、ビジネスならSDSUなど)
  • ✓クォーター制/セメスター制の違いと、在籍大学の学年暦との相性
  • ✓必要な英語スコア(TOEFL/IELTS など)と自分の現在地
  • ✓学費+生活費の総額と、奨学金・交換枠の有無

これらを総合的に比較しながら、「専攻の関連性」と「単位認定のしやすさ」を軸に、 自分に合った大学・プログラムを選ぶと認定留学として成功しやすくなります。


まとめ:認定留学で「卒業」と「海外経験」を両立させる

認定留学は、日本の大学での学びを止めずに、海外大学での本格的な授業と単位取得に挑戦できる制度です。 ただし、専攻との関連性や単位数の上限など、大学ごとの細かなルールがあるため、 出願前に在籍大学へ確認することがなにより重要です。

カリフォルニアのUC・CSUをはじめ、世界には認定留学向きの「University Credit Program」が多く存在します。 自分の専攻・将来のキャリアに合った留学先と科目を選び、 「卒業」と「海外での学び」の両立を目指して、計画的に準備を進めていきましょう。


認定留学に関するQ&A

Q1. 認定留学とは何ですか?

認定留学とは、日本の大学に在籍したまま海外の大学で一定期間学び、そこで取得した単位を日本の大学に認定(単位移行)してもらう留学制度です。 留学中も在籍扱いとなるため、卒業を遅らせずに海外大学での学びを取り入れられる点が特徴です。

Q2. 認定留学と休学留学の違いは何ですか?

最大の違いは「単位が卒業要件に認定される可能性があるかどうか」です。 休学留学では、留学期間は在籍期間に含まれず、海外で取得した単位も卒業単位として認定されないケースが一般的です。 一方、認定留学では、在籍大学の承認を得ることで、留学中の履修単位を卒業単位として認定してもらえる可能性があります。

Q3. 認定留学で取得できる単位数に上限はありますか?

多くの日本の大学では、認定留学で移行できる単位数に上限が設けられています。 一般的には「30単位まで」としている大学が多いですが、学部・学科・大学ごとに異なるため、必ず事前に在籍大学へ確認する必要があります。

Q4. どんな授業でも単位認定されますか?

すべての授業が認定されるわけではありません。 多くの場合、日本の大学の専攻やカリキュラムと関連性のある科目であることが求められます。 語学のみの授業や、専攻と無関係な科目は、単位認定の対象外になることもあります。

Q5. 単位認定されるかどうかは誰が決めるのですか?

単位認定の最終判断を行うのは、留学先の大学ではなく在籍している日本の大学です。 同じ留学先・同じ授業であっても、大学や学部によって認定可否が異なることがあります。

Q6. 認定留学ではどんな書類が必要ですか?

一般的には以下のような書類が求められます。

  • 留学前:履修予定科目のシラバス、留学計画書
  • 留学後:公式成績証明書、履修した科目のシラバス、単位認定申請書

必要書類や提出時期は大学によって異なるため、事前確認が重要です。

Q7. 認定留学は協定校でなくても可能ですか?

可能なケースもあります。認定留学は必ずしも大学間協定校に限定されるわけではなく、 私費で選んだ海外大学であっても、在籍大学が認めれば認定留学として扱われる場合があります。 ただし、協定校以外の場合は審査が厳しくなる傾向があります。

Q8. カリフォルニアの大学でも認定留学はできますか?

はい、可能です。カリフォルニア州には、UC(カリフォルニア大学)やCSU(カリフォルニア州立大学)を中心に、 1学期〜1学年だけ在籍し、正規授業を履修して単位を取得できる「University Credit Program」や「Semester Abroad」などの制度があります。 これらは日本の大学で認定留学として活用されるケースも多くあります。

Q9. 英語力がどのくらい必要ですか?

目安として、TOEFL iBT 70〜80点前後、IELTS 6.0前後を求められるプログラムが多い傾向があります。 大学やプログラム、履修する授業レベルによって条件は異なるため、事前に確認が必要です。

Q10. 認定留学を成功させる一番のポイントは何ですか?

最も重要なのは、留学先に出願する前に在籍大学へ確認することです。 「どの科目が認定されそうか」「何単位まで移行できるか」「卒業要件にどう影響するか」を事前に把握しておくことで、 留学後のトラブルを防ぐことができます。

認定留学は、事前の確認と計画次第で「卒業を遅らせない留学」が可能になります。

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