TOEFL®テスト -高等教育機関で学ぶためのアカデミック英語テスト- | ビーバー教授の留学道場

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TOEFL®テスト -高等教育機関で学ぶためのアカデミック英語テスト-

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国際社会で活躍できる人材育成に迫られている日本。これまでの「読む・聞く」に偏った英語教育から「読む・聞く・書く・話す」という4技能を評価する方針へ移行することを明らかにした。2015年から各種英語テストのスコアが公務員試験に加算される事も提言され、英語テストの在り方も変革期を迎えている。 

そこでビーバー教授の留学道場では、今後ますます受験者が増加することが予想される英語検定試験を徹底比較。『英語テスト徹底解明』と称し、各テストの特徴や傾向・対策、さらにはビーバー教授が効率的にスコアアップを狙ための留学プランを紹介する。 シリーズ第一弾となる今回はTOEFL®テストに密着。大学入試に活用されることも検討されているTOEFL®について、 国際教育交換協議会(CIEE)日本代表部 TOEFL®事業部長の根本氏に話を伺った



TOEFL®テストとは?

-TOEFL®テストが出来た経緯とは?
 
根本:TOEFL®テスト(Test of English as a Foreign Language)はGREやTOEICなどのテストプログラムを開発している米国非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)が開発した英語試験で、日本でのマーケティング・プロモーションはCIEEが委託されております。
TOEFL®テストができた経緯としては、戦後にアメリカの大学で学びたい留学生が増えてきた中で、様々な国から来る生徒たちの英語力を公平に測る必要性が高まり、大学などの教育機関からの要請を受けてETSが開発したのです。
 
-TOEFL®テストの特徴とは?
 
根本:TOEFL®テストは「アカデミックテスト」と言われるように、大学や大学院などの高等教育機関で学ぶための英語力を測るテストです。
テストの内容もすべてアカデミックな環境で必要とされる英語力を測るように設計されており、大学のキャンパスや教室といった実生活でのコミュニケーションに必要な、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能を総合的に測定します。
 
-TOEFL®テストにかかる費用や時間を教えてください。
 
根本:TOEFL®テストは現在iBT(Internet based testing)形式で、行われており、試験時間は約240分、受験料はUS230ドル(日本円で約25,000円 2014年9月10日時点)となっています。
 
-他の英語テストとの違いとは?
 
根本:アカデミック英語のテストということはもちろんですが、1つのセクションで複数の技能を測ることができる「複合技能」テストとなっています。これは他のテストにはない特徴だと思います。
例えば、実際の授業を考えてみると、先生の話を聞きながらメモを取り、質問されたらそれに答えますよね?実生活の中では「読むだけ」「聞くだけ」ではなく、すべてを複合的に行っているのです。TOEFL®テストは実生活で必要な英語スキルをより正確に測るために複合技能を測っているのです。
 

英語テストは「目的」と「信頼性」で選ぶ

-大学入試の英語試験をTOEFL®テストなどの外部テストに変えるべきとの議論が、文部科学省を中心に最近よくなされています。
 
根本:議論が活発になることは大変良いことだと思います。しかし、最も重要なのは「目的」に合ったテストなのかどうかです。
よく「このテストは日本人に合わない」とか「グローバルな時代だからグローバルなテストを使うべき」などという議論が聞かれますが、誰かに合う合わない、というよりも「何を目的に測定されているか?」で考えるべきです。
もし日本の大学でも英語を「話せる」「書ける」「議論する」というようなスキルが求められるのであれば、その目的に合わせてデザインされているTOEFL®テストのようなテストを活用することが必要だと思います。
 
-現在60以上もの英語テストがあるといわれていますが、テスト選びのポイントや気を付けるべき点などありますでしょうか?
 
根本:一つには「信頼性」は大きなポイントだと思います。例えばTOEFL®テストを開発しているETSはテスト開発のプロセスや裏付けとなる研究等全て公開しています。人生を大きく左右する可能性のあるテストであるならば、正当性や妥当性を裏付ける根拠は公開されて誰もがそれを見ることが出来る必要があると思います。また、TOEFL®テストは同一人物が複数回受験したり、別の国で受験したとしても、点数に大きなブレが出ません。しかしテストによって、2回テストを受けたら点数が全然違う、別の場所で受験したら点数が違う、というようなことが起こりうるならば、信頼できるテストとは言えないのではないでしょうか。
良いテストを開発し、信頼を担保するためには費用もかかりますので、安易に安いテストだからと言って受験しても本当に信頼できるテストなのかどうかはキチンと調べてみるべきでしょう。
 

日本人の英語力はもっと良くあるべき

-10年後の日本の英語教育はどうなっているべきだと思いますか?
 
根本:ETSのある方が「日本人の英語力はもっと良くてもおかしくない」と言っていました。日本ほど経済力があり、教育水準の高い先進国が英語力においては低いレベルに甘んじているべきではないというのです。その通りだと思います。
それとあわせて、私個人の意見としては、日本人はもっと「学のある英語力」を身に付けていくべきです。
 

私は20年以上この国際交流や英語の業界に係っていますが、20年前、あるいはそれ以前から英語の必要性は言われていました。今に始まったことではないのです。
しかし20年前と違うのは、他国が成長したことです。
以前は韓国、中国、インドなどの国でも留学はメジャーではなかった。だから技術力や経済力のある日本人は英語が出来なくても他国と仕事ができた。
今の時代は韓国、中国、インドはもちろんそれ以外の国でも留学が盛んになっています。海外の大学院を卒業している人たち、MBAを持っている人たちなど当たり前にいる時代です。
高等教育で「教養学」と「英語力」を兼ね備えた人たちと戦わなければいけない時代に、日本人は「教養学」も「英語力」も十分ではない。戦うだけでなく、同レベルの人脈を築くこともできない。これは国にとっても個人にとっても、とても不利です。
日本人全員が英語ができなくても良いですが、学のある英語を身に付ける日本人が増えなければ、今後日本の将来には大きくマイナスになります。

TOEFL®テスト〜傾向と対策〜

現在のTOEFL iBT®は、それ以前のCBT形式※1(リスニング・文法・リーディング・ライティング)から文法がなくなり、新たにスピーキングが加えられた形で120点満点の4技能試験となりました。そして、受験者が口を揃えて言われることは、このiBT形式に変わったことによって、点数を取るのがひじょうに難しいテストになったということです。
 
その理由として、スピーキングなどのアウトプット能力を測るセクションが加えられたことだけでなく、Integrated Taskと呼ばれる複合的なタスクが課せられるようになったことも大きいと思われます。つまり、単に英語の知識を問われるのではなく、「本当に英語を使いこなせる能力」が求められるテストになったということです。
 
スピーキングやライティングのセクションには、単に「○○について話しなさい」「○○について書きなさい」というIndependent Taskという形式の出題もありますが、このIntegrated Taskでは、まず長いパッセージ(文章)を読むよう指示が出されます。次にその文章に関連した内容を今度は耳で聴きます。そして読んだ内容、聞いた内容を踏まえて、ライティングで文章にしたり、スピーキングでしゃべったりしなければなりません。(スピーキングのIntegrated Taskには、「読む→聞く→話す」「聴く→話す」という2種類のタイプがあります。)
 
読んだ内容、聞いた内容を即座に頭の中で理解し、それを簡潔にまとめて時間内でしゃべる、または書くと言う作業は、実は日本語であってもそう簡単なことではないでしょう。ただ、実際の大学の授業では、教材を読んで、それに対して人の意見を聞き、そして自分の意見を言うというような行為は当たり前に行われることですので、それを避けて通るわけにはいきません。受験者にとっては辛いことかもしれませんが、TOEFL®テストの受験勉強をすることで、そのようなスキルが留学前にしっかりと対策できるということは、後々のことを考えれば決して悪い話ではないと思います。
 
さらにTOEFL®テストで非常に大切になってくるのはボキャブラリー(語彙)です。TOEFL®テストは、大学の授業にしっかりとついていける英語力を持っているかが問われる試験ですので、テスト内で取り扱われるトピックは極めてアカデミック(学術的)な内容です。
 
例えば、地殻変動と地震がどう関連するのか、都市部に雨が多いのはどうしてかなど、地学・天文学・生物学といった幅広い分野から出題され、これらのトピックは、まさに大学の授業で取り扱われる内容そのものと言って良いでしょう。そしてそこに登場する語彙は、必ずしも日常生活で頻繁に使われるものではありません。例えば、(動物が)冬眠するというhibernate、(水などが)蒸発するというevaporateなどという単語は知らなかったとしても日常の英会話コミュニケーションで何ら困ることはないと思いますが、TOEFL®テストでは頻出の単語となっています。
 

そもそもTOEFL®テストで点数が取れないという方は、まずはこのような語彙力が決定的に欠けていると言って良いでしょう。語彙力がないと、おそらくリーディングセクションでは知らない単語だらけで最後まで読んでも結局何が書いてあったのか理解できないという状況に陥ってしまうと思います。また、リスニングセクションでは、知らない単語は何十回聞いてもわかるはずはありません。さらに単語力がないと文章は書けませんし、それを口に出して発信することもできません。TOEFL®テストでは、時間をかけずに効果的に読む読解術、リスニングにおいて理解力をあげるトレーニング方法など様々な攻略法も存在しますが、何を差し置いてもまずは語彙力を高めることが必要です。
 
TOEFL®テストで高得点を狙うには、このような単語を身に着けていくというような地道な努力を着実に繰り返していくことが不可欠です。そしてその先には単に点数を獲得できたというだけでなく、英語運用能力が習得できるという留学後に必ず役立つ成果が期待できます。努力は確実に成果に結びつきますので、皆さんあきらめずにぜひ最後までやりきってください。

※1CBT=Computar Based (コンピューター形式) TOEFL®テストの略。2006年9月廃止

Dr.ビーバーの解説 "本場アメリカのTOEFL®テスト対策コースでラストスパート"

これまで海外の大学に進学するために必要なテストとして知られていたTOEFL®テスト。
私たち留学業界にとっては馴染みの深いテストじゃが、一般的な知名度は決して高いものではなかった。

しかし今年に入り、いくつかの大学が入試に活用することを発表するなど、急速に存在感を高めておる。
それに伴い、日本でもTOEFL®テスト対策コースをウリにした学習塾が目立つようになった。

ただ、TOEFL®テストの本場はやはりアメリカ
これまで培ってきた高い経験値とノウハウは日本の比ではなく、ほぼすべての語学学校がTOEFL®テスト対策コースを持ち、他校との差別化のために日々研究が続けられているのじゃ。

例えば北米に21キャンパスを持つ世界最大規模の語学学校Kaplan International EnglishではTOEFL®テストのエキスパートが作り上げた留学生専用の教材を使用しておる。

学校名:Kaplan International English
コース名:TOEFL® iBT and Academic English
期間:4週間〜16週間
授業時間数:20レッスン+15セッション/週
場所:北米各地(例:ロサンゼルス、サンフランシスコ、
ニューヨーク、ボストンなど)
この学校の視察レポート>>>

いくつかの校舎は大学・短大のキャンパス内に教室があるため、TOEFL®テストの勉強をしつつ海外のキャンパスライフを体験できることも留学のメリットといえるじゃろう。

更にこのコースではTOEFL®テスト対策のみならず、大学入学後に必要になるノートの取り方、レポートの書き方なども同時に学ぶことができる。TOEFL®テストはあくまで大学入学のための第一歩。願書の一部だという事を忘れてはいけないということじゃろう。
今後ますますグローバル化が進むことが予想される日本の教育事情。入学してから苦労をしないためにも、長期的な学習計画が重要ということじゃ。



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