第65回:
人気のカナダ留学について「留学フェア」で聞いてみた!

カナダ留学のプレゼンテーション
11月2日、3日の2日間、カナダ大使館において、「カナダ留学フェア(東京)」が開催されました。カナダから学校関係者が来日し、学校のことを直接聞ける貴重な機会とあって、多くの方々が来場。4日に大阪でも開催され、3日間の来場者数は2,204名人に上りました。
友だちと訪れた高校生、母と子、家族総出で訪れる人たちもあり、熱心に学校担当者と話をしていました。

会場では、カナダ留学の概要がコンパクトにまとめられたセミナーも開催されました。まだ個別ブースで学校担当者と話すのは気が引ける、具体的なイメージが固まっていないという人にはおススメです。筆者も参加してみました。以下、その内容を簡単に紹介します!

カナダってどんな国?

カナダ留学に関するプレゼンテーション
カナダは、日本の27倍もの広大な国土にもかかわらず、人口は日本の4分の1。自然も多くゆったりとした環境が魅力です。英国・エコノミスト誌による、世界で最も住みやすい都市ランキングでは、カナダの都市は常に上位にランクインしています(カルガリー4位、バンクーバー6位、トロント7位/2018年)

治安のよさ、教育水準の高さでも世界的に知られていて、物価も低め。寒いのでは?と思う人が多いかもしれませんが、室内はセントラルヒーティングが完備されていて快適です。

留学に人気の場所は?

カナダには10の州と3つの準州があり、留学で日本人に人気の高いのはブリティッシュ・コロンビア(BC)州で6,850人(6カ月以上の留学/2017年)、次いでオンタリオ州3,495人(同)

BC州の主要都市バンクーバーは、カナダ第3の都市で、アジア太平洋への玄関口となっていることからアジア系移民が多いです。雪がほとんど降らず気候は穏やか。スキー・リゾートが近く、ウインターアクティビティも盛んです。

オンタリオ州の州都トロントは、カナダ最大の都市で、経済の中心。世界屈指の多民族都市でもあり人口の50%は外国の移民一世。ミュージカルや演劇など舞台芸術が盛んな都市でもあります。

カナダの高校留学とは

カナダ留学を相談する学生
カナダは州ごとに教育省があり、州の特徴を活かした教育が行われています。国内に約5500校ある中高はほとんどが公立校。95%の子どもが公立校に通っています。

日本の小学校1年から高校3年までをカナダではグレード1~12と呼びます。新学期は9月始まり冬学期(9月~1月)、春学期(2月~6月)の2学期制。入学は9月からがほとんどですが、2月から入学できる学校もあります。入学資格は、高校の場合、英語の試験はなく、日本の高校の成績がだいたい3以上であれば入学できます。私立の場合は英語を含む入学試験があります。

日本との大きな違いは選択科目の多さ。アニメーション、音楽&劇演出、観光、自動車整備、ロボット工学などユニークな科目があります。生徒の自主性や個性を重視していることから校則はゆるめ。制服はなく、高校生でもメイクをして通学する人は珍しくありません。

どこの学校にも留学生のためのESL(English as a Second Language。英語を集中的に学ぶ)クラスがあり、ほとんどの日本人は最初の1年間はESLで英語を勉強しつつ、英語や体育などあまり英語力を必要としない授業に参加。十分に英語力がついてから、地元の生徒と同じ一般コースに移ります。

滞在は、公立校の場合ほとんどがホームステイ。私立の場合は全寮制のボーディングスクールがほとんどなので滞在も学生寮になります。

カナダの大学留学とは

カナダ留学について相談する大学生
カナダには約100の大学があり、そのほとんどが州立です。UNIVERSITYと呼ばれる総合大学の多くは大学院まであり、高度な研究活動を行っています。

大学に進学するには、直接入学する方法と、コミュニティ・カレッジ(公立カレッジ)の大学編入コース(1~2年)から大学に編入する方法があります。
また、公立カレッジは、職業訓練コースもあり、専門的な専門教育を行っています。地元のニーズに合わせた学科が強く、就職率も90%以上と高いです。また、大学卒業と同等のバチュラーディグリー(学士号)が取れるカレッジもあります。多くの大学やカレッジで提供している、在学中に企業で働きながら実習できるCO-OPというプログラムは人気です。

カナダで就労経験を積む

カナダの大学やカレッジなどの高等教育機関で学ぶフルタイムの学生は、週20時間まで、休暇中はフルタイムで働くことができます。他に、実習が伴うコープ・プログラムの場合は、就業経験も学習の一環と考えられているため、勉強している分野と同じ職業で働くことが条件。
また、大学卒業後90日以内は、最長3年間、職種を選ばず働くことができるオープン・ワークパーミットを申請する権利があります。カナダでの就業経験を活かして就職活動をする学生も多いそうです。

カナダでワーキング・ホリデー

日本とカナダは1987年からワーキング・ホリデーの協定を結んでいます。ワーキング・ホリデーは、18歳から30歳の若い人を対象に発行される就労許可証で、1年間、学ぶ、働く、遊ぶなど何をしても自由。世界各国から約6万人の若者がワーホリを利用してカナダに来ているそう。定員は各国ごとに異なります。日本は6500人(2018年)で、これは世界で4番目に多い数。

1年の期間中、学校で勉強できるのは6カ月まで。6カ月間語学学校で英語を勉強してから働く人もいるそうです。

ビザについて


カナダに入国するには、必ずeTA(電子渡航認証)を申請しなければなりません。オンラインで簡単にできます。公式ウェブサイト(https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/visit-canada/eta/apply-ja.html)から申請すれば費用はカナダドルで7ドル。ネットで検索すると代行業者のサイトが上位に出るので気をつけて。代行業者の場合、高額な費用がかかる場合があります。有効期限は最長5年間またはパスポートの有効期限の1日前まで。
カナダに6カ月以上留学する場合は、就学許可証(学生ビザ)と査証(入国ビザ)の両方が必要です。ただし日本人は就学許可証のみでよく、査証は不要。6カ月以下の留学なら就学許可証も不要です(eTA は必要)。さらに、6カ月以上留学する人は、2018年12月31日の申請分から新たにバイオメトリクス(個人識別情報)の提出が必要になります。これは、カナダビザ申請センター(CVA)に出向いて行う必要があります。有効期限は10年間。

就学許可証の発給には、十分な資金があることの証明、犯罪歴がない、健康状態が良好、未成年の場合は両親の同意などの条件を満たす必要があります。また、当然ながら申請書などの書類に不備があると許可されないので要注意です。
カナダの新学期が始まる9月前後は申請が集中して込み合うので、余裕をもって2カ月から4カ月前から申請するのがおススメだそうです。

まずは情報収集を!

さて、カナダ留学について駆け足で説明しましたが、もっと詳しい情報を知りたい方は次のサイトも参照してください。
カナダ大使館:www.japan.gc.ca
Canadian Association of Public Schools-International(公立学校協会):www.caps-i.ca
Canadian Accredited Independent Schools(私立学校協会):www.cais.ca
Universities Canada(大学協会):www.univcan.ca
Colleges and Institutes Canada(カレッジ):www.collegesinstitutes.ca
Languages Canada(公立・私立の語学学校協会):www.languagescanada.ca/

カナダ大使館(東京都港区赤坂 7-3-38)の図書館にも留学に関する資料、カナダの学校のパンフレットなどがあります。(月曜日~金曜日 12:30~16:30、土日祝日は閉館)

まずは情報を収集し、留学の目的や行きたい都市、学校、期間・予算などを絞り込んでいきましょう。よい留学ができることを願っています!

ビーバー教授の解説
いかがじゃったかな? 治安が良く住みやすいカナダは留学先として人気が高い。州ごとに特徴があるから、学びたいことプラス、どんな街でどんな生活をしたいかまでイメージして、自分に合った留学先を選ぼう。情報収集は1年半~1年前くらいから始めるのが理想的じゃ。
カナダ留学フェアは、年2回、春は東京、秋は東京と大阪で開催されておる。今回、見逃した人は、ぜひ春の留学フェアに参加がおススメじゃ。

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